2025.11.23
日本陸上競技学会第24回大会での最優秀発表賞が決まりました。
日本陸上競技学会第24回大会の最優秀発表賞は,ポスター発表の部で松井駿斗さん(筑波大学大学院),口頭発表の部で木梨嘉紀さん(筑波大学大学院)が受賞されました。おめでとうございます。
最優秀発表賞(ポスター発表の部)
棒高跳びにおける跳躍を成立させる技術的要因 ―成功試技と失敗試技の比較から―
松井駿斗(筑波大学大学院),植松倫理(筑波大学大学院),景行崇文(国立スポーツ科学センター),木越清信(筑波大学)
松井駿斗さんのコメント
この度は最優秀発表賞(ポスター発表の部)をいただき,大変光栄です。本研究は,棒高跳のパフォーマンス向上に資する技術的要因を,私自身の受傷試技を含むケーススタディとして分析したものになります。当事者として不安や恐怖と向き合いながらの分析となりましたが,このデータが新たな知見として競技現場に貢献できるのであれば,怪我の経験も無駄ではなかったと強く感じております。本研究を遂行するにあたり,多大なるご指導をいただきました,先生,共著者の皆様,そして研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
最優秀発表賞(口頭発表の部)
1080 Sprintを活用したスプリントトレーニングに関する事例的研究: 学生トップレベルスプリンターを対象として
木梨嘉紀(筑波大学大学院),後岡直樹(筑波大学大学院),谷川聡(筑波大学体育系)
木梨嘉紀さんのコメント
この度は,最優秀発表賞(口頭発表の部)を頂き,心より感謝申し上げます。私は,近年トレーニング現場で注目されている1080 Sprintを活用し,パフォーマンス向上を図る手法について試行錯誤を重ねてきました。陸上競技の世界では,結果というパフォーマンスが評価され,そこに至るプロセスは評価されないことがほとんどです。本発表では,今シーズンの取り組みを実践研究として科学的に検証し,現場へ還元できる実践知として提示しました。今回,パフォーマンスに至るプロセスを評価していただいたことを大変光栄に思います。今後も,研究と現場を繋ぐ架け橋となれるよう,競技と研究の両面から精進して参ります。
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