日本陸上競技学会 会長挨拶
日本陸上競技学会は、2002年に創立されました。現在、第9期となり24年目を迎えております。第8期に続き、第9期日本陸上競技学会の会長を拝命しました。歴代会長のご功績を艦見るとその重責を改めて実感しております。第9期も副会長に杉田正明先生・安井年文先生・青山清英先生、理事長に森丘保典先生、副理事長に木越清信先生が再任され、新事務局長に田原陽介先生が就任しました。庶務委員長に小木曽一之先生、編集委員長に大橋祐二先生、学会大会委員長に村山凌一先生、企画広報委員長に山元康平先生が就任しました。会員の皆様と学会役員と共に更なる学会活動の推進を図りたいと考えております。
本学会の目的は「陸上競技に関する理論的・実践的研究の発展をはかり、会員相互の交流を促し、これによって実践に資すること」となっております。「コーチングの現場と研究の融合」を掲げ、陸上競技の競技力向上のみならず普及や教育など様々な分野に貢献すべく、これまでに「学会大会」の開催や機関誌「陸上競技学会誌」の発刊など、創立当初の理念を継承し、我が国の競技力向上や普及・教育に微力ながら貢献を果たしてまいりました。
第8期では、「実践研究」を重要なテーマに掲げ、学会大会では多くの会員の皆様より、ご意見をいただきました。今期では、本学会が「実践研究」をリーディングできるよう「学会大会」等を通じて、「陸上競技学会誌」の方向性を示し、より多くの会員の皆様が「実践研究」を投稿できる学会誌にしていきたいと考えております。
さらに、陸上競技の普及や教育の観点も加え、本学会が陸上競技学の学術団体として、陸上競技界に微力ながら寄与できるよう、努力していく所存であります。
最後に会員の皆様には、学会大会へのご参加や論文投稿をはじめ、これからも本学会の発展のために、お力添え頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます
日本陸上競技学会 理事長挨拶
このたび、第9期の理事長を拝命することとなりました。第8期に引き続き重責を担うことになりますが、2002年10月の学会発足以来、学会大会の開催と学会誌の発刊を二本の柱として積み重ねてきた研究と実践の蓄積を継承しつつ、陸上競技全般にかかわる学術団体として、さらに活動を充実させていく所存です。
昨年の東京世界陸上競技選手権大会は、60万人を超える観客を集め、観るスポーツとしての陸上競技への関心の高まりを示すものとなりました。また、2026年愛知・名古屋アジア競技大会、2027年北京世界陸上競技選手権大会、2028年ロサンゼルスオリンピック・パラリンピック競技大会と国際競技会が続くなか、競技力向上に向けた取り組みも一層進められています。一方、日本陸上競技連盟では、育成年代における競技会ガイドラインや競技者育成プログラムが作成され、その実装が目指されています。少子化や運動部活動の地域展開、指導者・審判員の確保と資質向上などの課題を踏まえ、中長期的な競技者育成を支える知見を蓄積し、多様な実践の現場に還元していくことが、本学会にとって重要な課題となります。
第9期においては、これまで蓄積されてきた研究成果を踏まえ、競技者育成、指導者養成、競技力向上、パラ陸上競技などに資するエビデンスを整理し、現場に向けた発信を目指します。また、実践研究の活性化に向けた投稿規程の見直しや査読体制の整備を進め、現場に根ざした研究がより発表されやすく、学術的にも適切に評価される仕組みづくりに取り組みます。加えて、学会大会においても、開催地の特色を活かし、地域の指導者や競技関係者との交流を深める場として、より一層の充実を図ってまいります。
本学会が、陸上競技に関する「理論と実践の往還」を推進し、一人でも多くの人が陸上競技を楽しみ、関わり続けるための知を生み出す場として、さらに発展できるよう鋭意努力する所存です。会員の皆様には、引き続き本学会の活動へのお力添えを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
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